2014年11月26日

2014/11/19 『妖怪ラヂオ』甲田烈×ADまあや


甲田烈「妖怪ラヂオ」

今回のゲストは、マインドブロックバスターADまあやこと、太田雅子さんです。マインドブロックバスター(MBB)って何? と思われた方もおられるかもしれません。マインドブロックバスターは、元教員の栗山葉湖氏によって2009年に開発されたもので、まだ新しい動向ですが、急速に広がり、一部にはよく知られています。「片手で触るだけで心のブロック解除」をキャッチコピーに施術のみではなく、インストラクターの養成なども行われています。

ADまあやさんは、珠帆美汐さんを介してこのMBBを知り、日々の臨床や日常にも活かされています。

「心のブロック」というと、たとえばカウンセリングで長期にわたって向き合い続けるものであるとか、瞑想のような心身技法においても反復される障害のようにして感受されやすいのですが、このマインドブロックバスターの特質は手軽さ。なにせ、「問題」を掘り下げることなく、片手に触れてその「問題」に関わる潜在意識からのイメージやコトバを読み取り、それを解除したイメージも同様にして入れ替えるだけとされています。

興味深いのは、日本における「易行」の系譜にこれが属するのではないかということと、望んだ結果が得られるわけでもないという二点です。第一については、たとえば仏教でも複雑な教学や行法をシンプルな坐禅や唱題や念仏に煮詰めていったように、この列島においては集約化と簡素化の傾向があります。また第二の点については、これが潜在意識の「ブロック」を解放するだけで、基本的には自らを支えている大いなるなにかへの信頼に裏づけられていることです。そしてこの二つは、「未知」への確信ということにつづめられるのではないかと思われます。

わたしたちは、何かの「問題」に取り組もうとするときに、特定の方法やルートを設定したがります。それが論理的に考えて、最も妥当性が高いと思われるからです。しかしよく考えてみれば、それには可能な無数のルートがあり、その全てをその時点において予測し制御できるわけではありません。こうしたときにむしろ適切なのは、可能性に自身を開いておくことなのではないでしょうか。

というわけで、哲学的にも心理臨床の側面からも興味津々のMBBについて、じっくりうかがってみたいと思います。

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ADまあやさんのBlogはこちら。
http://ameblo.jp/ad-maya-mbb/
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■パーソナリティ:第3週担当 甲田烈(こうだ・れつ)

哲学従・妖怪研究家。

東洋と西洋の哲学・思想を軸としながら、実生活にも応用可能な「非人称的アプローチ」というメタ理論を開発中。不思議な現象が伝えられている現地に赴き、直観的に感じとることと、文献を用いた論理的思考の双方をこよなく愛する。

東洋大学文学研究科博士後期課程満期退学。2004年より相模女子大学非常勤講師・河合塾河合文化教育研究所研究員。2014年より東洋大学井上円了研究センター客員研究員。著書に『手にとるように哲学がわかる本』(2008年、かんき出版)、共著に『インテグラル理論入門T・U』(2010年、春秋社)がある。

近著は『妖怪を知るためのレッスン』(2015年刊行予定)がある。関連論文多数。
フェイスブック(https://www.facebook.com/retsu.koda)
ブログ「事場師の風景」(http://fieldificator.seesaa.net/)
posted by tamahoradio at 22:06| 2014年放送 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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