2014年03月31日

2014/3/19 『妖怪ラヂオ』甲田烈×半田広宣さん



甲田烈「妖怪ラヂオ」

早くも放送5回目、今回は「反転の哲学」と題してお送りします。

ゲストはヌーソロジー(noosology)という独自の哲学を提唱し、学術論文の執筆や著書出版、全国各地でレクチャーの開催など、積極的に活躍しておられる半田広宣さんです。

半田さんが説くヌーソロジーとは、「物質と精神の関係を空間という視点から接合しようとする具体的なイデア論」(twitterより)のこと。

ヌース(noos)とは、そもそも古代ギリシャの哲学者であるアナクサゴラス(BC.500頃〜BC. 428頃)に由来する言葉で、「旋回する知性」のことをいいます。この世界は、神の知性が回転することによって創造された、と考えるのです。

私たちが日常生活を送っているとき、無意識のうちに3次元空間の中に存在している自分、というものをイメージしていないでしょうか。つまり広い世界がまずあって、その中に目の前の物があり、たくさんの人間がいて、自分もその中の一人だ......そしてこの広漠とした空間はどこまでも広がって、地球を包み、太陽系を包み広がっている。そのような「常識」の中で私たちは生きています。

けれどこのようなものの見方・感じ方は、大勢の中で個々ばらばらに存在している「個人」という考え方や、人と人、人とモノを切り離すという感覚にも寄与しています。たとえば私たちが「孤独」を感じるときや、人と対立したときに、ひしとせまるのは、このような宇宙観・人間観です。

しかし、それははたしてどれほどたしかなものでしょうか?
上に述べたような世界像は、「幅」と「奥行き」を混同したことから起きると半田さんは考えます。「幅」によるものの見方は、他者の側から自分を見た、いわば鏡に映った自己の見方で、「縦」と「横」は見えているけれども、「奥行き」は見ることそのものなのではないでしょうか。この「奥行き」が「幅」に潰されて、一人ひとりの世界像が他者側から見たそれに落込んでいる状態から、まずは「奥行き」が息づいている世界を浮上させること。それがヌーソロジーの端緒だといいます。

この考え方は、とてもワクワクしませんか。
半田さんは、1989年11月に「冥王星のOCOT(オコツト)」と名乗るチャネリングソースから情報を受け取り始め、それは数年続いたといいます。ただ、チャネリング情報を鵜呑みにして公表するのではなく、東西の神秘思想や哲学、量子論などに照らし合わせつつ検証し、自らの思索を鍛えています。

この半田さんの思索に対する真摯な姿勢は、とても共感できるものがあります。
また、「奥行き」という考え方・感じ方は、日本の妖怪文化を考える上でも、とても重要に思われます。家屋の構造からカミの出現空間まで、日本では「奥」や「裏」を大切にしてきたからです。

そのようなことから、今回は半田さんをゲストにお招きし、ヌーソロジーの核となる「反転」の考え方や、現代哲学との共通点、さらには「妖怪」についてまで、愉しく対話していく予定です。
 
乞うご期待!

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140319半田広宣

●半田広宣さんのBlog「ケーブ・シンドローム(cave syndrome)」はこちら。博覧強記をうかがわせるヌーソロジーに関する詳細な解説含め、レクチャー情報もご覧いただきます。
http://www.noos.ne.jp/cavesyndrome/

●著書(単著)
・『2013: シリウス革命』
http://www.amazon.co.jp/2013-%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%82%B9%E9%9D%A9%E5%91%BD%E2%80%95%E7%B2%BE%E7%A5%9E%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%80%81%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%92%E8%B6%85%E3%81%88%E3%81%9F21%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%81%AE%E5%AE%87%E5%AE%99%E8%AB%96-%E3%82%B3%E3%82%B9%E3%83%A2%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%BC-%E5%8D%8A%E7%94%B0-%E5%BA%83%E5%AE%A3/dp/4812700272/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1394748720&sr=1-2

●中山康直氏との共著
『【2013】世界はグレンとひっくり返った: 反転の創造空間《シリウス次元》への超突入』
http://www.amazon.co.jp/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AF%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%81%B2%E3%81%A3%E3%81%8F%E3%82%8A%E8%BF%94%E3%81%A3%E3%81%9F-%E5%8F%8D%E8%BB%A2%E3%81%AE%E5%89%B5%E9%80%A0%E7%A9%BA%E9%96%93%253c%253c%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%82%B9%E6%AC%A1%E5%85%83%253e%253e%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%B6%85%E7%AA%81%E5%85%A5-%E3%81%84%E3%81%A4%E3%81%A7%E3%82%82%E3%80%8C%E4%BB%8A%E3%80%8D%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%A7%E3%82%82%E3%80%8C%E3%81%93%E3%81%93%E3%80%8D%E2%80%95%E9%A9%9A%E7%95%B0%E3%81%AEScience-Spiritual%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BC%E6%83%85%E5%A0%B1-%E5%8D%8A%E7%94%B0/dp/4864711720/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1394748443&sr=1-1

●論文(CiNii 半田広宣)
http://ci.nii.ac.jp/search?author=%E5%8D%8A%E7%94%B0%E5%BA%83%E5%AE%A3&range=0&count=200&sortorder=1&type=1
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■パーソナリティ:第3週担当 甲田烈(こうだ・れつ)

哲学者・妖怪研究家。

東洋と西洋の哲学・思想を軸としながら、実生活にも応用可能な「非人称的アプローチ」というメタ理論を開発中。不思議な現象が伝えられている現地に赴き、直観的に感じとることと、文献を用いた論理的思考の双方をこよなく愛する。

東洋大学文学研究科博士後期課程満期退学。2004年より相模女子大学非常勤講師・河合塾河合文化教育研究所研究員。著書に『手にとるように哲学がわかる本』(2008年、かんき出版)、共著に『インテグラル理論入門T・U』(2010年、春秋社)がある。

近著は『妖怪を知るためのレッスン』(2014年刊行予定)がある。関連論文多数。
フェイスブック(https://www.facebook.com/retsu.koda)
ブログ「事場師の風景」(http://fieldificator.seesaa.net/)




posted by tamahoradio at 11:26| 2014年放送 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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