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今回は「茸と気づきからひもとくスピリチュアリティ2.0」と題してお送りします。
ゲストはこの珠帆印ねとらじという「場」を提供してくださっているとともに、第一蹴目のメインパーソナリティでもある珠帆美汐さんです。
珠帆さんとお会いしたのは昨年秋の新宿御苑。共通の知人から名前はうかがっていたものの、「コーチング」というのは私にとって遠い世界でした。そのときは軽い挨拶程度で会話が終わると思いきや、大の「茸」好きということが発覚。その場で近くセルフ・メディアを持ちたいと考えていることをお話し、あれよあれよという間に「ねとらじ」のパーソナリティにさせていただいたわけです。
下部のリンクからHP、ブログなどを通してみられるように、珠帆さんはとてもエネルギッシュな方ですが、なかでも興味深いのがtwitter。たとえば人間の成長についての独自の視点や絵本への造詣の深さ、日々の業務への思いなどがストレートに伝わってきて、「美しさ」も感じます。
そのようなツイートの中で、端的に「直訳すると、「精神的」っていう意味ですよね、スピリチュアル。精神性の高さ、とか、精神的なものに重きを置く態度、とか、魂の成長への指向性、目に見えないものへの敬意と尊重、などを私は「スピリチュアル」と定義したい。決して「霊能力」という意味ではないはず」と「スピリチュアル」(6/11)を定義しています。このことと、「「キノコのように光と闇を橋渡しする」(6/13)ということとは、深い関わりがあるように思われます。
たとえば南方熊楠(1867-1941ょは生命体の「生死」や「輪廻」のメカニズムを探るために隠花植物である粘菌を採取・研究し、通常、人が生物だとみなすものは実は「死物」であり、つまらないものとみなしているものが「活物」なのだということを述べています。これは一見、目に見えまい微小な世界におけるいとなみが私たちの生死を支えているということだけでなく、通常は周辺化していない隠れた領域からの「うつろい」にも、私たちの実存の根拠があるということを示してはいないでしょうか。
また、哲学者・妖怪学者の井上円了はいうに及ばず、南方もまた仏教の身体技法を取り入れていた実践者でもありました。現在、またマインドフルネスを通して脚光を浴びつつある「気づき」ということも、妖怪研究と浅からぬ関わりがあります。
今回はそのような背景もふまえ、先日の「ヴィパッサナー体験談」をより深彫りする形で、珠帆さんの独特な香りのある世界観をうかがってみたいと思います。
乞うご期待!
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※珠帆美汐さんに関する情報

●HP「珠帆美汐のスピリチュアル・コーチング」はこちら。
→http://sprtcoach.com/index.html
●またBlog「人がその人らしく輝くことは周囲を明るく照らすはず!「自分らしさ」と「社会貢献」の両立を探るブログ」はこちら。
→http://ameblo.jp/tamahomisio/
twitterはこちら。
→https://twitter.com/tamaho
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■パーソナリティ:第3週担当 甲田烈(こうだ・れつ)
哲学者・妖怪研究家。
東洋と西洋の哲学・思想を軸としながら、実生活にも応用可能な「非人称的アプローチ」というメタ理論を開発中。不思議な現象が伝えられている現地に赴き、直観的に感じとることと、文献を用いた論理的思考の双方をこよなく愛する。
東洋大学文学研究科博士後期課程満期退学。2004年より相模女子大学非常勤講師・河合塾河合文化教育研究所研究員。著書に『手にとるように哲学がわかる本』(2008年、かんき出版)、共著に『インテグラル理論入門T・U』(2010年、春秋社)がある。
近著は『妖怪を知るためのレッスン』(2014年刊行予定)がある。関連論文多数。
フェイスブック(https://www.facebook.com/retsu.koda)
ブログ「事場師の風景」(http://fieldificator.seesaa.net/)